土地の独自性を現代に伝える無形文化財が数多く残る秋田。古くから大切に受け継がれてきた自然環境や歴史的建造物なども数多く、これらは秋田が誇るかけがえのない宝となっています。
各地の歴史が持つ奥深い魅力や空気感を、ぜひ実際に歩いて体感していただけると嬉しいです。
当地を知るなら、まずは「食」からというのもアリ!
地のものをじっくり味わい、その背景に思いを馳せるのも、のんびり進む列車の旅ならではの醍醐味です。
海に山、沿線の大地を知り尽くした私たちがおすすめする逸品を、ぜひご賞味ください。
東北といえば温泉ですが、中でも秋田はまさに「秘境の宿」の宝庫。ローカル線沿線にも、個性豊かな温泉宿が点在しています。
米代川の水運と材木で栄えた秋田県北部の街、能代市。
沿岸には飛砂から家々を守るために大規模に植樹された松林が、今でも「風の松原」として残り、先人の営為が感じられます。
そんな木都・能代が誇る国登録有形文化財「能代市旧料亭 金勇」をご紹介いたします。
金勇は昭和12年に金谷勇助氏によって建てられ、平成10年に国の有形文化財に登録されています。
建材には日本三大美杉である「秋田杉」を始め、松やヒバなどの良材が使われました。決して華美に過ぎることない材木の柔らかな風合いと繊細な細工が施される一方で、廊下には継ぎ目のない上敷が、大広間には洋風建築技術が使用されるなど、要所で大胆さが見え、その風情を引き締めます。
特に大広間の、卍に格子が組まれた大天井、松の絵が躍る舞台を前にすれば、誰しもが本格の趣に浸れるのではないでしょうか。
金勇は平成20年に閉店し、翌年平成21年には能代市に寄贈されました。
能代の人々にとって、金勇は冠婚葬祭の場として大いに活用されていたそうです。目出度き祝言の場として、俳人が数多く訪れた句会の場として、出征者を見送る会の場として、街の歴史に、人々の記憶に、金勇は少なからず関わってきたのでしょう。
現在は、見学やお座敷を借りてお食事もお楽しみいただけます。また、囲碁本因坊戦の会場としても使用されています。
質実と柔らかな佇まいの旧料亭金勇は、五能線能代駅から車で5分です。
是非、お越しください。
※部屋の貸出等一部有料となります。詳細は現地までお問合せください。
国登録有形文化財 能代市旧料亭金勇
HP:http://www.kaneyu.jp/
TEL:0185-55-3355
秋田県といえば「なまはげ」、「なまはげ」といえば秋田県。
ケデと呼ばれる蓑を着た怖い「鬼」が家々を訪れ、大きな声をあげて子どもたちを驚かせていくなまはげ行事の光景は、多くの方がテレビなどでご覧になられたこともあるかと思いますが、男鹿半島がなまはげ発祥の地となっています。
なまはげとはそもそも何なのでしょうか。
角を生やし、恐ろしい形相をしていることから「鬼」と混同されがちですが、実は男鹿の人々にとってなまはげは、怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらす、年の節目にやってくる「来訪神」と呼ばれる神様なのです。なまはげという名前の意味も諸説あるようですが、一説には囲炉裏の前で怠けていてできたなもみ(火だこの事)を、手に持った刃物で剥ぎとる、「なもみはぎ」に由来しているとされます。
山から降りてきては家々を巡り、「泣ぐ子はいねがー、親の言うごど聞がね子はいねがー」「こごの家の嫁は早起きするがー」などと大声で叫ぶ。なまはげを迎える家の主は正しい生活を説き、一緒に厄も払ってくれるなまはげを食事や酒でもてなす。それがなまはげの来訪神としての性質です。
「男鹿のナマハゲ」は2018年「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録され、男鹿半島の年末行事として行われ続けています。大晦日の行事ですから、地域の外の方はなかなか見ることが難しいところですが、男鹿市にある「なまはげ館」ではなまはげの歴史や行事を学ぶことができ、「男鹿真山伝承館」では実際に大晦日のナマハゲ行事を体験することもできます。また、毎年2月には「なまはげ柴灯まつり」が開催されます。お面や衣装が異なる男鹿各地のナマハゲの登場する「里のなまはげ」、また郷土芸能として定着した勇壮な「なまはげ太鼓」の演奏が繰り広げられるほか、まつりのクライマックスでは松明を手にしたなまはげが雪山から下ってくる姿は幻想的で、多くの人の心を魅了します。
まだなまはげを見たことがないという方は、ぜひ男鹿にお越しいただき本物をご覧ください。
金嶺山 龍源寺は、矢島駅から15分弱、矢島藩を治めた生駒氏の居城である八森城址近くにあり、矢島を感じられる史跡を味わいながら訪れることのできる場所である。
現住職龍源寺23世、土屋泰順さんからお話を伺った。お寺は、いつでもお参りいただいて大丈夫。法要などが無い限り、希望に応じてお寺の中も自ら案内してくれるそうだ。中でも遠州流の流れを汲む庭園は雰囲気があって是非見ていただきたい。
龍源寺は、江戸時代初期に茨城県よりこの地に移封されてきた、打越氏の菩提寺として開創された。その後、高松より故あって移封されてきた生駒氏の菩提寺となり、今に至る。この生駒氏は、自らの菩提寺であるにも関わらず、誰もが檀家となることを許した。そんな歴史を聞いて泰順さんが、今でもお寺の敷居を低くして多くの人にお寺を訪れてほしいとおっしゃることに繋がるのだと感じた。
龍源寺では位牌に手を合わせると生駒氏のお墓にも手を合わせることになるなど設計上の工夫を見るのも面白い。また東南アジア由来といわれる仏像のいわれなどをお聞きするのもまた楽しいことだ。
龍源寺では虫干し展や矢島茶会などを開催している。茶会の後には、著名人の講演会やNHK交響楽団のコンサートなども開催してきた。これからも矢島地域の発展や文化の保護、賑わい作りの為に龍源寺を役立てたいとおっしゃっていた。
これから、本堂の茅葺屋根の改修工事が予定されているという。運が良ければ貴重な国登録有形文化財の茅葺屋根の葺き替え工事が見られるかもしれない。
標高1,454mの森吉山(もりよしざん)は花の百名山として知られています。6月を迎えると高山植物が咲き始めます。そして夏は登山、秋は紅葉、冬は樹氷を手軽に楽しむことができます。シーズン中は内陸線阿仁合駅から乗合タクシーが森吉山ゴンドラの山麓駅まで出ており、駅舎内も登山客で賑わいをみせます。
「北緯40度線は、世界で一番良い条件が揃っているんです。紅葉は世界一美しく、空気や水も良く、木々も作物も良く育ちます。この条件を満たす森吉山の魅力は、語りつくせません。なんでも聞いて下さいね。」と笑顔で語るのは、森吉山を知り尽くしている人気登山ガイドの大川美紀(おおかわみき)さんです。
「花の百名山森吉山で私が見つけた素敵な花、それは、八重のチングルマです。通常、花弁が5枚なんですが、森吉山には、花弁を29枚も付けた可愛らしいチングルマが咲くんですよ。素敵ですよね。」お話を聞くだけでも、しあわせな気分になります。
「春夏秋冬楽しめる山、これが森吉山です。冬はアオモリトドマツにできる樹氷も条件が揃ってこそです。見てください、大きな樹氷は、アイスモンスターと呼ばれるだけあって迫力ありますね!」
一度登っただけでその魅力にはまってしまう人が続出している森吉山。山は、人を笑顔にする場所、森吉山はまさに森良しの山です。
西滝沢駅から歩くこと800m。子吉川のすぐそばにある「西滝沢水辺プラザ」。NPO法人 西滝沢子ども水辺協議会が管理運営する地域交流施設です。元は西滝沢小学校だったこの施設。今では地元のお母さん方による“食堂 さくら”として小さいお子様からお年寄りまで、地元の方から通りすがりのドライバーさんにまで、幅広い方々に大人気のお食事処となっています。
何といっても驚きなのは、商品の豊富さ。おにぎりやパン類、からあげにコロッケ、焼き鳥などなど。お昼時にはたくさんの商品が並んでいてどれを選ぶか迷ってしまいます。さらに施設内では由利牛が入ったカレーやラーメン、うどんにソフトクリームなどがビックリ価格で味わえます。是非一度ご賞味あれ!
この西滝沢地区にはもう一つおすすめしたいお店があります。手作り雑貨とケーキのお店「e_mieux(エミュー)」。絵本に出てきそうな可愛い小さなお店です。商品はすべてお店を開いた山田英津子さんの手作り。なんと山田さんは西滝沢水辺プラザを立ち上げたメンバーのおひとりなのだとか。大人気のケーキ類は大体午前中には売れ切れてしまうといいます。お店の建物はご主人がすべて手作りで作ったそうで、お庭も素晴らしいのでのんびりお茶でもしたくなります。開店は木曜日と土曜日のみでちょっと目立たない場所にありますが、それもまた魅力。
今回ご紹介した場所はどちらも西滝沢駅を降りて徒歩15分ほど。ぜひ歩いてお店を探しに出かけてみて下さい。
JR能代駅から徒歩で約10分のところに「セキト」があります。
1940年春頃から製造販売が開始された、能代市民から愛される「志んこ」とは、秋田県産のうるち米を製造直前に自家製粉して作ったお餅に、北海道産の特上こし餡を絡めた素朴な味の一品です。モチモチのお餅にはしっかりとした歯ごたえがあり、こし餡は程よい甘さで飽きません。お餅とこし餡のバランスが絶妙で、口いっぱいにあんこの風味が広がり美味しくてどんどん食べられます。
秋田県外にもファンが多い「志んこ」には、鮮度を保つ特殊な方法で冷凍した通信販売限定の商品もあります。作り立てのおいしさをお届けできますので、是非ご利用ください。
[重箱入り]小(約3人分)1,200円(税込) ~ ※店頭販売
他にも1937年の創業のきっかけとなった「おやき」や、2013年から発売している「志んこの餡で練り上げました。羊羹」など、魅力的な様々なメニューも!
「おやき」は志んこと同様に、秋田県産「うるち米」を製造直前に自家製粉して使用しており、「粒あん」を包んでからじっくり蒸し焼きにして作られています。10月初め頃から3月半ばまでの季節限定品で、寒い時期にぴったりの温かい商品です。
「志んこの餡で練り上げました。羊羹」は能代出身者でご遠方にお住まいのお客様から「志んこが食べたいけど、日持ちがしないから…」との声が多いなか、試行錯誤しながら作った品だそうです。発売後にはお客様から「頂いたこの羊羹を口の中でころがし、溶かしながら食べると『志んこ』を食べている気持ちになる。日持ちもするから、まとめて送って欲しい」とのお電話をいただき、リピーターの方も多いとか。糖度調整や殺菌等を工夫し、賞味期限は3ヶ月間で販売しています。
能代にお越しの際はみなさんも旅の休憩に「セキト」に立ち寄り、一度食べたらクセになるおいしい「志んこ」をご賞味ください!
おやき150円(税込)。
志んこの餡で練り上げました。羊羹480円(税込)
店舗名 | セキト 上町本店 |
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住所 | 秋田県能代市上町12-2(JR能代駅から徒歩で約10分) |
営業時間 | 9:00~13:00 |
定休日 | 水曜日 他(行事等により、変更の場合あり) |
TEL | 0185-55-0030 |
※電話が繋がりにくい場合のご連絡はこちらへ
店舗名:セキト バイパス店
営業時間:8:30~18:30
TEL:0185-54-3131
※新型コロナウイルス感染症拡大の状況に応じて営業時間等が変更になる場合がございます。
男鹿駅沿線のスイーツをご紹介します。
灯すブレンド 500円(税込)とカトルカール 500円(税込)
JR男鹿駅から徒歩1分のところに「TOMOSU CAFE」があります。
厳選食材を使用して手作りされたこだわりのランチやスイーツ、店内で自家焙煎された珈琲が人気のカフェです。
オリジナルブレンドの「灯すブレンド」は深煎りのブラジルをベースにタンザニアとコロンビアをブレンドした香り高い一杯。豆も販売しているので、家でも楽しむことができます。
人気の自家製スイーツはどれも絶品‼ 季節限定メニューもあります。
カトルカール(レモンケーキ)は口に入れた瞬間にレモンの香りが広がり、爽やかなアイシングとしっとりとしたケーキのバランスが絶妙です。
カフェラテ 650円(税込)とショコラテリーヌ 550円(税込)
灯台の看板が目印。
店舗名 | TOMOSU CAFE(トモスカフェ) |
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住所 | 秋田県男鹿市船川港船川栄町89-3(JR男鹿駅から徒歩で約1分) |
営業時間 | 11:00-18:00 (ランチL.O.14:00) |
定休日 | 水曜日 |
TEL | 0185-47-6040 |
JR男鹿駅から徒歩5分の道の駅おが「オガ―レ」の中に「ガオジェラ」があります。
「海のジェラート」などのオリジナルメニューに加え、夏には男鹿産のメロン、秋には男鹿梨、地元の珈琲専門店とコラボしたジェラートを販売。ハタハタの魚醤「しょっつる」を使ったソフトクリームも人気です。
珈琲味のジェラートに、ローストした珈琲豆を振りかけた「珈琲ジェラート」は軽やかな酸味が特徴のタンザニアを利用し、甘さ控えめでスッキリとした味わいになっています。
この夏にぴったりなスイーツをお楽しみください‼
珈琲ジェラート(400円)
道の駅おが(オガーレ)に併設の「GAOのジェラート ガオジェラ」
店舗名 | ガオジェラ |
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住所 | 秋田県男鹿市船川港船川字新浜町1-19 道の駅 おが(JR男鹿駅から徒歩で約5分) |
営業時間 | 9:00~17:00[4月~9月]・10:00~17:00[10月・11月]・10:00~16:00 [12月~3月] |
定休日 | 無休 |
TEL | 0185-47-7515 |
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
秋田内陸線沿線のグルメ・スイーツで、絶対に外せないのが「バターもち」です。
バターもちは、北秋田市では40年以上前から地域で食べられていたという郷土菓子で、作り方は意外と簡単です。水に一晩浸したもち米と材料(バター、小麦粉、卵黄、砂糖など)を混ぜて、つきます。バターを入れることで時間が経っても硬くなりにくく、もちのやわらかな食感を保てるそうで、このことから一説によると伝統的手法で冬に狩猟をするマタギたちの間で保存食として用いられていたということです。他地域ではあまり知られていませんでしたが、テレビ放送をきっかけに知名度がアップして、北秋田の人気商品になりました。
バターもちの作り方は簡単といいますが、お店によって味も柔らかさも違います。以前からバターもちづくりをしていた、阿仁前田温泉駅近くのみうら庵、三浦ナミさんにお話を伺いました。みうら庵のバターもちは、もちもちフワフワで、三角形にカットしているのが特徴です。甘さ控えめで、地元で愛されている人気のバターもちですが、その秘密とは?「いや、秘密はなんにもないの。なんで硬くならないんだべな?でも、失敗は沢山したなあ。だからこそ味を崩さないようにいつも同じように作るだけ!」。笑顔でおっしゃっていただいた三浦さんのバターもちへのこだわりを聞いた気がします。
みうら庵のバターもちは、秋田内陸線の車内や有人駅、オンラインショップでお求めいただけます。素朴なパッケージがお土産として喜ばれています。フワフワもちもちで歯切れのよい食感と、バターのコクとやさしい甘さ、北秋田市を代表するお菓子です。
そして、北秋田市内では、みうら庵のほかにも何種類かのバターもちを楽しむことができます。味、色、やわらかさ、形、それぞれ特徴があり、その食べ比べもお勧めです。
あきた白神駅のすぐ目の前にある「八森いさりび温泉 ハタハタ館」。リゾートしらかみをご利用のお客さまも多く立ち寄ります。
おすすめは何といっても露天風呂。日本海を眺めながら、ゆったりとお湯につかれるローケーションです。夕日が沈むころに入るのもよし。荒々しい日本海の白波を見ながら入るのもよし。塩分を含んだお湯につかれば体の芯からポカポカします。
浴室は「木のお風呂」と「岩のお風呂」の2種。男湯と女湯で入れ替わります。
「木のお風呂」は、もともと茶褐色の源泉をほぼ無色透明になるまでろ過した、こだわりのお湯が自慢。舟形の露天風呂も人気です。
「岩のお風呂」は、岩礁と砂浜が続く八森岩館海岸をイメージしています。広々とした浴室でゆったりできます。
お料理は地元の新鮮な魚介類をふんだんに使用。季節を感じながら、こだわりの海鮮料理・郷土料理をぜひご堪能ください。
オプションで追加できるグレードアップメニュー(要予約)もおすすめです。
大好評の「アワビ踊り焼き」のほか、八森漁港で水揚げされた旬の地魚や、秋田のブランド牛を味わえる「能代牛ステーキ」などをご用意。旅の思い出にもう一品プラスして味わいたい方はぜひお問い合わせを。
白神山地散策や秋田県・青森県の拠点におすすめのお宿です。
ご予約や詳しい情報についてはホームページをご確認ください。
男鹿駅から車で20分ほどのところにある男鹿温泉郷。
「男鹿観光ホテル」「男鹿 萬盛閣」「元湯 雄山閣」「セイコーグランドホテル」「男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき」「男鹿ホテル」「温泉旅館ゆもと」の7つのお宿が建ち並びます。
征夷大将軍・坂上田村麿が東征の際、この地で温泉を発見して兵を休めたのが始まりとされ、江戸時代の秋田の殿様・佐竹公も好んで入浴された伝説があります。
その後、明治時代の中期頃から石灰岩の採掘現場に関わる人がこの温泉を利用するようになり石山温泉と呼ばれるようになりました。昭和27年頃に採掘も終わり温泉宿が開業、昭和36年に男鹿温泉郷協同組合が設立されました。
そんな伝説と歴史のある男鹿温泉郷の魅力を紹介します。
男鹿温泉のお湯は、海水の成分に似た塩分を含んでいます。肌についた塩分が汗の蒸発を防ぐため、保湿効果が高く、とてもあたたまる温泉です。美肌の湯としても人気。
男鹿観光ホテル
男鹿 萬盛閣
元湯 雄山閣
セイコーグランドホテル
男鹿温泉 結いの宿 別邸つばき
男鹿ホテル
温泉旅館ゆもと
ユネスコ無形文化遺産にも登録された国指定重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」。
男鹿温泉郷では、ナマハゲと和太鼓を融合させた男鹿独自の郷土芸能「なまはげ太鼓」をお楽しみいただけます。ナマハゲが響かせる雄々しい太鼓で、唯一無ニの感動と興奮をぜひご体感ください。
その昔、男鹿の漁師たちは、水を張った桶に、獲った魚や海藻、ネギなどを入れ、そこに船内の火鉢の炭火で真っ赤になるまで熱した小石を入れて煮込み、そこに味噌を加えて昼食として食べていたそうです。石焼料理は、音と湯気をあげて瞬時に沸き上がる、豪快な「目で、耳で、舌で楽しむ」男鹿の名物料理です。
詳しくは男鹿温泉郷協同組合ホームページをご覧ください。
https://e-ogaonsen.com/
鳥海山ろく線矢島駅より車で20分ほど。
矢島町のお隣、鳥海町にあります「ホテルフォレスタ鳥海」。平成9年に完成した、自然豊かなブナの原生林に囲まれた、鳥海山麓に佇む素敵なリゾートホテルです。鳥海山の雄大な眺めや高地ならではの良質な天然温泉は美肌効果が高く、女性に大人気です。外には足湯もありますので長旅の疲れをとろとろの湯でホッと癒してくれます。
フォレスタ鳥海からは、鳥海山矢島口5合目入口「祓川」や鳥海国定公園「桑の木台湿原」、日本の滝百選にも選ばれた「法体の滝」へのアクセスも良く、登山愛好家からご家族連れの方々まで幅広い世代がご利用しています。
さらに2006年9月には、登山好きでも知られる現在の天皇様が皇太子時代に公式の行事への出席を伴わない、完全プライベートで鳥海山に登られ、ここフォレスタ鳥海に宿泊されたとのこと。それだけ由緒ある、そして鳥海山とも関わりの深いホテルなのです。
さらに昨年の8月にはホテル敷地内に「BBQハウス」をオープン。手ぶらで訪れることができ、準備や後片付けなどはお任せOK!とのこと。豊かな自然に囲まれて、鳥海山を仰ぎ見てゆったりとした極上の時間を過ごすことができます。さらに利用料金には入浴料も含まれているので美味しいご飯を食べた後は、ゆっくりと温泉につかることもできますよ。詳しい情報はぜひHPをチェックしてみてください!
秋田内陸線角館駅前から無料の送迎シャトルバスに乗って約10分。角館の武家屋敷がある街並みから少し離れたところに「あきた芸術村」はあります。
「わらび劇場」はその中心施設で、劇団わらび座のミュージカル観劇ができ、全国各地からわらび座ファンが訪れています。
「温泉ゆぽぽ」は、その芸術村の中にある温泉宿泊施設で、秋田の食と文化をまるごと楽しめます。地元産の旬の食材を使用したお料理と素朴ながらも心を尽くしたおもてなしが評判です。肌に優しく体を芯から暖める温泉は絶品です。宿泊はせずに気軽に日帰り入浴やお食事処での味もお楽しみいただけます。そのほか、村内には、秋田県初の地ビール「田沢湖ビール」の工場があり、温泉湯ぽぽのお食事処でお楽しみいただけます。また、木工品や手びねり陶芸の手作り体験ができる「森林工芸館」もあります。角館や田沢湖など、周辺の観光名所と合わせて、一日中お楽しみいただくことができます。
温泉ゆぽぽの支配人を務めている田口俊光さんにお話をお聞きしました
「開業当時は、地元の方が多かったお客様も次第に観光のお客様も多くなっていきました。近年は全国からの修学旅行生や海外からのお客様にも人気で、コロナ禍の前は20万人~25万人もの方が利用されました」。
近年では総合型ワーケーションリゾート施設として、「近隣の方と共に秋田を盛り上げていきたい」と地域活性化に貢献されています。
移り行く時代の中でも着実に秋田の文化を伝え進化してきた「あきた芸術村」と、訪れたお客様を癒し続けている「温泉ゆぽぽ」。
「体験型リゾートの「あきた芸術村」で、是非とも皆様も『極上の田舎』を楽しんで頂きたいですね。」と、丁寧な対応でにこやかにお話ししてくれた田口さん。
皆さんもゆっくりとくつろげる「温泉ゆぽぽ」に足を運んでみてはいかがでしょうか。